退院【入院日記】_Posted at 14:39

朝採血。
たかが数日であっても
何度も退院が引き伸ばされると、
どうせ今回も検査の結果、
思わしくないだろうと
もはやあきらめの境地に至る。

  • 朝食-

朝食後、母から意味深なメール。
「おはよう
今日の体調は如何?朝食はもう終わったよね。」
「もし採血の結果が悪くても大丈夫」

???
何の根拠があって…。
しばらくするとそこに母の姿。

迷惑かけまいと
親にも連れにも面会に来るなと
言っていただけに
流石にびっくらこいたわ。

私がいないとこで
母と連れが飲んでいたらしいが
どんな入れ知恵されたのか。
いったい
何を根拠に医者を説得するのやら…。


退院へのかすかな期待と
渦巻く諦念が呼び起こす不安が
頭を掠める。
母としばし雑談している
その間に
医者が面談したい
といっているとナース。

担当医師から
病状について説明を受ける。
血液検査の結果
臓器の炎症が
かなり落ち着いているのだそう。
母の来院の甲斐なく(?)
晴れて退院が決まった。

  • 昼飯-

昼食後退院へ。
病院から黒磯駅
1キロぐらいあろう道を
トボトボ歩く。
十分に体温調整できない
病み上がりの体、
歩くことを忘れてしまった
震えの止まらない足。

完全復帰には
まだまだ時間を要するようだ。