諦念_Posted at 02:04

とある本(下記参照)を読んで、
昔ある人と交わした会話を思い出した。


問:「君て理屈っぽいよね。」
答え:…(無言)
問:「君て感情表現が歪そうだよね。」
答え:・・・はい。
問:「君て自信家だよね。」
答え:・・・はい。
問:「結局君はどうしたいわけ?
   どうなりたいわけ?」
答え:…(無言)

自信家な上に
理屈っぽくて
感情表現が歪で
問いかけに応えられない…。
それって
ガリのボディービルダーが
ポージングしているに等しいではないか。
嗚呼…。

何かを感じても
何かを言いたくなっても
それに対する
反論を
もう一人の自分が既に用意している。
その反論を超える結論を用意できない限り
清濁全て飲み込んでしまったほうが早い。
だから何も言えない。
生来
他人も自分も信じられない性質というのも
手伝って。

何も言えない。
始めから諦めてしまった方が楽だ。

[本]

すべては「裸になる」から始まって (講談社文庫)

すべては「裸になる」から始まって (講談社文庫)