「小柳トムの吉田」_Posted at 21:37

ええ、見ましたよ。
噂に聴いていたブラザー・トムの
原点とも言えるピン芸人小柳トムの姿を。
お笑いスタ誕で
なかなかの成績を収めた芸人としての姿を。

この頃に出ていた
お笑いスタ誕の芸人を調べてみると、
マギー司郎、コロッケ、
後の大木こだま・ひびきとなる 大木こだま・ひかるなど
今でも息長く活躍している錚錚(そうそう)たる面々。
だけど、ご存知の通り
その後彼はバブルガム・ブラザーズを結成するなど、
必ずしもお笑い一本で活躍しているオトコではない。

彼の笑いのツボは
「雑多」「胡散臭(うさんくささ)さ」「猥雑さ」と言える。
ヤクザ・ポリ公・ハワイの観光ガイドを装った詐欺師、
風俗(?)のスカウト、売れないホストなどをモデルとして、
ねと〜りとしたテンポ・間を使いながら
ブラックジョークを吐く。
ちなみに「雑多」というのは、
私自身観客の1人として
このDVDを観ているのだが、
オチが全く的を絞れないとという意味。
彼自身いろいろな社会経験をしている(いた)ので、
そこから起因しているものだと思われる。
デビュー前には
ピアノの調律師をやっていたぐらいだからね。
今では駒澤短期大学仏教科に通ってるぐらいだからね。

DVDにはライブ映像と
合間にポリ公コントが挟まっているんだけど、
麻原彰晃を臭わせる取調べのシーンは素晴らしい。
「どうして歌わないと話が出来ないんだ?」
「どうして浮遊しないと話が出来ないんだ?」
確かそんな感じのセリフだったはず。

終始、
彼のブラックジョークに感服したDVDだった。