女性・しごと・ライフデザイン_Posted at 16:11

教室に入ってみると
95%がおんなのこでびっくり。

今までで一番多かった
ミュージカルの授業でも
10%以上は男がいたけど
男の私にとって
それ以上に威圧感を感じる。

この授業
女性の教育・就職(活動)及び社会進出の
趨勢・現状を把握し、
男女の多様化するキャリアー形成を
いかに実現するかを考えていく。

今日はイントロダクション。
1980年代に
早稲田の女子学生によって創刊された
就職雑誌「私達の就職手帖」のいきさつのビデオを見た。

山口百恵などの活躍やアンアンなどの創刊の影響で
当時「女の時代」と言われていたものの、
男子学生の就職率(約8割)と比べると
女子は3割と現実とはかけ離れていた。
求人が少ないこともさることながら、
その情報が寡少であることが
彼女たちにとって深刻な問題であった。
そこで創刊されたのが「私達の就職手帖」である。

大学の壁を越えた
女子学生がサークル棟に集まり
互いの経験や情報を共有し始めたことに終始せず
様々な取材によって以下のポリシーを貫き通した。
1.企業の本音に迫ること→女子求人の少なさの原因を探る
2.就職の体験談を載せること
3.傾向と対策に言及すること


大企業の中にも
女子求人0が珍しくなかった時代。
それは女性の就職先が家庭であり、
良妻賢母=女性の鑑という概念が
深く(男)社会に浸透していたことを示している。
その中で
「就職手帖」は
就職差別に憤りを感じるだけでなく
自分らしい進路選択のチャンスを
女子学生に与える先駆けなったはずだ。


早稲田に脈々と流れる
先取の精神がここにも通じている、
そのことが
私にはとても誇りに思えた。