『日本語のリズム 四拍子文化論』_Posted at 00:59

「俳句は4拍子」論に驚かされたが、
よくよく考えてみると
リズムは
表と裏拍の組み合わせであるから
休みを入れて詠んでみると
七五調も八八の連結によって
作られる拍子であると実感できる。

その昔
記紀歌謡の頃から
様々なバリエーションを
試行錯誤していくうちに
出来ていった七五調。
奇数拍に間を加えた
その形態は
人がTextを
読む/作る/歌う際に
どうで捉えるのか
どこで区切るのか
どういう響きがするのかを
考え抜いた人間の痕跡を示している。
以上の展開から
生まれた
イメージとリズムの結びつき、
つまり
意味分拍と音数分拍という
別宮の発想は
言語学を音楽的な見地から
見直した果敢なる挑戦である。