入院2【入院日記】_Posted at 05:12

宿の支配人に挨拶し、
小雪が舞う中
救急車に飛び乗る。

搬送中救命士の方に
名前年齢住所など
立て続けに尋ねられる。
質問以上に
無駄に言葉数を稼ごうとするかの如く
無関係なエピソードを挿入させて
答えていた。
自分を冷静にさせようと必死なのである。
未だ鼻に「物」が詰まっていて
左耳が聞こえづらい上に、
担架から車窓の風景が
全く見えないために
一体
どこに搬送されようとしているのかが
全く把握できない。
それらの状況が
パニック状態に輪をかけていたせいも
あるかもしれない。

K病院に搬送完了。
到着後血液検査など諸検査を受ける。
当直の医者に入院を勧められる。
旅行に同行していた友人に
これ以上迷惑かけるわけにもいかない。
即日入院を受諾した。

入院を決めたあとで、
「もう一回検査しますから」と医者。
「え?何の??…まさか。」
さっきよりも
ぶっとい注射針を持つナースが奥から
予想通りの展開…。
年増なナースが針を刺す、
採血した上に点滴を打つためなんだろうが
如何せんぶっと過ぎて痛みが走った。
にも拘らずうまく採血できずに失敗。

新人なら許せるけど…。(怒)


こうして私の入院生活が
幕を開けたのである。