入院1【入院日記】_Posted at 04:38

前日の夕飯を食べた後から
腹部の膨張感が消えない。
それどころか膨張し続けている感じ。
エンドレスな気配がした
大貧民から早々離脱し、横になった。

夜中、
意識が朦朧とした中
浅い睡眠が続く。
目は閉じているが
厚ぼったい黄色いベールが
ずっと不気味に見える。
呼吸は
鼻からも口からもできずに
ずっと苦しい。

「し、死ぬ。…。」
最初に異変に気づいたのは
隣で寝ていた女の子だ。
「大丈夫」と声をかけられ目が覚める
どうやら
寝ながら嘔吐していたらしく、
吐瀉物が目、口と鼻を覆っていた。


「後処理」を彼女に頼み、
とりあえず風呂へ、体を流す。
湯に浸かるも、
倦怠感と体温の低下による
震えが止まらない。
何が起こったのか未だに把握できずに
パニックになっているのを
どうにか落ち着かせるため、
強引に床に就く。

しかし再び嘔吐。
今度は最初のを上回るバケツ1杯分の。
止むを得ず人生2度目の救急搬送となった。