3/3【入院日記】_Posted at 15:35
週末の予定だと今朝採血のはずなのに、
担当医に開口一番
「明日の朝一番にやる」と告げられた。
ここまで引き伸ばされると
むしろどこまでいくのか
興味が湧いてくる。
- 朝食-
朝食後入院以来の入浴。
少し暑めの湯を皮膚に当てる。
ひりひりとした感覚、
使われずに干からびて死んでいた皮膚が
研ぎ澄まされていく。
湯を足先、腹、肩、顔と
徐々に上半身へとかけていく。
鼻に湯がかかったとき、
数日前から
鼻に物が詰まっていて
かまずにいるのを思い出した。
「非日常的な生活」が日常的になる、
逆説的なルーチンが
私に鼻をかむ習慣を奪っていた。
ある意味で社会から閉ざされた
病院という空間の中で時間を過ごすこと、
それは私の日常的な習慣を忘れさせ
社会的な死を意味しているのだ。
- 昼食-
- 夕食-