『おんなの浮気』_Posted at 04:51

なんか読んでるうちに
『浮気のススメ』に改題した方が
いいんじゃないか?と思うくらい、
本書は(善悪別として)
浮気にアグレッシブな姿勢で掘り込んでいく。
時にぎょっとするようなことを言っても
悪びれない著者の姿勢には
圧巻と言うか閉口するばかりではある。
しかし、
現代では
パートナーを野放しにしても
半永久的に「囲っておける」と思い込んでいる
近代的な男性に見切りをつけて
自立した女性が浮気に走っても
不思議ではないし、
浮気が絶対悪ならば
とっくのとうに
この世界から根絶されているはずで
必要悪な部分を認めざる得ないだろう。

著者の言う通り
「浮気に純愛を求める」から
後々ややこしくなるわけで、
「秘密を墓場まで持って」行ってもらえれば、
関知し得ない案件は追求できようも無く、
理屈上は浮気は黙認されたも同然である。
浮気しないに越したことはないけど、
パ−トナーを無理やり拘束するのと
比べれば格段にましな気もする。


浮気をするなら
リスクを覚悟の上で
結果に責任が取れることが
絶対条件であるのは言うまでもないけどね。
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